編集部の視点
今週の量子技術動向では、量子コンピュータが実験室を飛び出し、「社会インフラや基幹産業における実課題の解決」に直接アプローチする動きが強く打ち出された1週間となりました。
特に象徴的なのは、Classiq、IonQ、Israel Natural Gas Linesによる天然ガスパイプライン網の量子最適化研究です。エネルギーインフラという極めて大規模かつ複雑なリアルワールドの課題に対して、量子アルゴリズムと実機を適用する具体的な取り組みが加速しています。
また国内においても、QunaSysとマツダ技術研究所による「量子CAE・量子CFD」の共同研究成果が公開されるなど、製造業のモノづくりプロセスを変革する現実的なアプリケーション開発が着実に成果を結びつつあります。
一方で、セキュリティ基盤においては、Cloudflareが耐量子暗号(PQC)に対応したパブリック認証局(CA)の設立を発表しました。量子耐性を持つWebインフラへの移行が、単なる予測ではなくプラットフォームレベルで急速に標準化・社会実装され始めています。
産業応用・セキュリティ標準化・国際展開(OptQCのASEANフォーラム登壇)・人材育成(CQ Academy)の全方位で、量子技術が実社会の「実用インフラ」へと定着していく力強い歩みを感じさせる動きとなりました。
その他(3件)
- 9月28日 「CQ : Academy Class 2026(全8回)」第5回、第6回クラス募集開始
- 10月1日 Classiq、Israel Natural Gas Lines、IonQ、天然ガスネットワークの量子最適化に向けた研究を推進
- 10月1日 Classiq、Israel Natural Gas Lines、IonQ、天然ガスネットワークの量子最適化に向けた研究を推進
人事・組織(3件)
- 9月30日 Cloudflare、耐量子時代のウェブに向けたパブリック認証局の設立を発表
- 10月1日 OptQC、国際会議「ASEAN Semiconductor Forum 2026」に登壇
- 10月2日 OptQC、国際会議「ASEAN Semiconductor Forum 2026」に登壇